学校の先生が働きながらFP検定3級を取得するまで②〜健康保険と年金〜
エアープラントって知ってますか?土もないのに置いとくだけで勝手に成長する奇跡の植物エアープラント。
定期的に霧吹きと水につける作業(まめこ はお風呂に入れると言っている)をすれば、あとは放置でメキメキと成長するので、ずぼらな まめず ファミリーにはもってこいの植物なのだが、中々枯れないので、味をしめた まめこ がやたら購入してくる。置く場所がない。ついに食卓の椅子一つがエアープラントに占領された。
どうも、一般的に一般常識がないと言われている一般的な教員の まめお です。
先週から通勤時間(片道1時間半)の道のりを、FP3級検定取得を目指して勉強し始めたのだ。電車の中で読むには少しサイズが大きいが、満員電車の中、一生懸命読んでいるのはこちらの冊子。全6章からなる教科書だが、すでに1章を読み終えた。
もちろん全ては頭には入っていないが、早速身内でFPの知識を使うことになるとは思いもしなかった。
第1章では社会保険と年金についての内容がメインである。
社会保険
怪我をした時、妊娠した時、会社をクビになった時、人生の節目でお世話になる社会保険。
会社を急に辞めることになっても安心して欲しい。
社会保険の中に、雇用保険というものがあり、こちらは事業主(会社)と労働者で保険料を負担しているものだが、労働者が失業した場合などに一定の給付金が支給される。
6ヶ月間の賃金日額(離職前の6ヶ月間に支払われた賃金総額÷180日)の45%〜80%が支給されるのだ。
給付の日数は失業理由や年齢、働いていた日数によって異なりますが、最低90日間は給付されるので、安心して次の職を探すことができる。若いほど日数が少ないが、転職活動も若い方がしやすいことが理由であろう。
ちなみに会社を辞める時に大切になるのが、なぜ辞めたかである。
個人都合退職と会社都合退職で支給開始日が変わる!?
会社を辞める理由には様々な理由がある。なんとなく辞めたくなった。仕事に行くのがめんどくさくなった。これらは間違いなく個人都合である。他には会社からコロナでこれ以上面倒を見れなくなった。業績が厳しい。これらは会社都合である。
個人都合の場合も、会社都合の場合も給付される最低期間の90日は同じだが、自己都合退職の場合は2ヶ月間(コロナの影響で1ヶ月短くなった?)の給付制限がある。つまり、会社を辞めてから2ヶ月間はお金が貰えないのである。それもそうだ。自分の勝手で辞めるのだから、2ヶ月は頑張りなさい。
会社都合の場合は7日間の待機期間(個人都合の場合もある)の後から給付される。断然会社都合が良い。自分が辞めたくて辞める場合以外は、頑なに会社都合にしてもらったほうが良いだろう。
会社は会社都合にしたくない!?
会社都合にすると解雇される側は得する。(クビになるのに言い方がおかしい)だが、会社はそうではない。
実は会社は様々な助成金を厚生労働省から貰っている。トライアル雇用助成金、労働移動支援助成金(早期雇入れ支援コース)、中途採用等支援助成金、特定求職者雇用開発助成金などなど様々である。
これらが貰えなくなることがあるのだ。相当大きい額になるであろう。だから会社は個人都合で退職してもらおうとするのだ。。
その時の会社側の謳い文句は「会社都合にすると、転職の際に困る」だ。確かに転職の際に、聞かれることもあるかもしれないが、本当は会社都合なのに、個人都合にして理由を聞かれた方が困るはず。騙されてはいけない。
ただ、次の転職先が決まっているようであれば、わざわざ会社と揉めてまで会社都合にする必要はない。
会社を辞めたら、90日分のお金は多少減少するが給付される。90日間は転職活動をするわけだが、働いている時より時間ができるはずだ。
実は雇用保険には教育訓練給付というものがある。厚生労働大臣が指定する講座を受講し、修了した場合にその費用の一部が支給されるものだ。
つまり、普段よりも安く検定や資格が取得できるのである。
会社を辞めたのに、資格を取る費用もサポートしてくれるの!?
そう、サポートしてくれるのである。
一般教育訓練給付金では受講料等の20%相当額
特定一般教育訓練給付金では受講料等の40%相当額
専門実践教育訓練給付金では受講料等の50%相当額
それぞれ上限が定められているが、貯金に余裕があるのであれば利用しない手はない。
具体的には 普通自動車二種免許やMOS(Microsoft Office Specialist)、さらにはなんとFP検定までもが対象である。また、TOEICや簿記検定、自動車整備士、美容師、看護師、柔道整復師、宅建までもがこちらの対象である。
受講に時間がかかるであろう美容師や柔道整復師はさらに、受講中、雇用保険の基本手当相当額の80%が支給される。素敵な制度である。
高卒でどこか適当な会社に就職し、1年間頑張って貯金して、退職して専門学校に通うことが可能なのであろうか。。。経歴的には微妙かもしれないが、奨学金も借りることが出来ない、専門学校や大学に通うお金もない場合は選択肢としてはどうだろうか。。これは無責任なただの感想なので、参考にしないでほしい。
身内がコロナの影響で会社を辞めることに・・・
そう、まめお の身内がこの度のコロナ騒動で会社から退職を勧められてきたのである。。
その際に、会社からは面倒をみることが出来ないからと言われて、辞めてきたとのことだったのだが、後日確かめてみると個人都合の退職扱いにされているではないか。。。
これでは2ヶ月分無給で過ごさなければならない。早速相談を受けた まめお 。FP3級勉強中の小手先の知識で上で記載したことをアドバイス。あと、会社都合である証拠があればハローワークで異議申し立て的なものをできたはず・・・
なんとか個人都合ではなく、会社都合にすることができたようで、無事7日間後に給付開始できたのである。ついでに有給も消化している。
FPの知識は生活する上で必要!!
まさか勉強をスタートして1ヶ月もしないうちに、役に立つとは思わなかった。だが、第1章の段階で役に立った経験をしたおかげで、この先の勉強にも身が入りそうだ。
第1章には他にも年金のことやライフプランニングの手法について書かれている。そちらに関しても役に立つこと間違いないが、記事にするのは辞めておこう。そう、年金は先の話だからまだ良いだろうと、たかを括っている。
第2章は保険についての話である。そう。まめお が最近沢山加入した保険の話だ。先に知りたかった情報が沢山あるであろう。後から知ると損した気分に必ずなる。そんな覚悟を決めて、今日も電車に乗って本を開く まめお であった。
Discussion
New Comments
No comments yet. Be the first one!